八重山諸島ケイビングツアー始まりの土地

アクティビティーツアーとしてのケイビングの始まりの地とも言われツアー歴史も長い

【西表島の地形及び地質の概要】

西表島は八重山諸島に属する北緯24°15’から24°25’、東経123°40’から123°56’の間に位置し、ほぼ四角形のこの島は、外周約77km面積およそ288k㎡の島であるり、沖縄本島についで大きく山地と河川が発達し一面原生林に覆われている。

島の東と西の海岸線にわずかな集落が点在するが、平地はほとんどなく1977年島の北側に道路が開通するまでは非常に不便なところであった。

島の地形は、中央部に古見岳、テドウ山、波照間森、南風見岳など海抜200メートル以上の山々が締め、いずれも急勾配な地形を作っている、これらの山地を縫うようにして仲間川や浦内川など数多くの川が満々と水を讃え流れている。

なお川の上流側は砂質の地層を深く侵食してできたV字谷が発達している、平地の発達は極めて悪く海抜40メートル以下の土地は、わずかに島の東海岸の一部と北西部の海側に面したところに認められる。

【西表島の地形及び地質の概要】

西表島の洞窟探検(ケイビング)ツアー

【洞穴(石灰洞窟)】

今もなを新しい洞窟が発見されているが、ケイビングツアーで使用される洞窟の形状は、概ね開放型の横穴洞窟で内陸部から海へと抜ける貫通洞窟が多く水量はかなり少なくドライケイブとなっている

洞窟内は1年を通して24度ほどあり湿度も非常に高いため冬でも熱中症の危険が伴う。

【西表島の洞窟の特徴】

西表島の洞穴は、石灰岩が段丘(だんきゅう)状にしかも局所的に発達するため、その形状は限られ似たタイプの洞窟が多い。即ち、洞長がほぼ同じ(300m未満が多い)、ほとんど貫通形で水流が少ない、開口率が高いなどの特徴がある

【形成エリア】

洞穴はすべて琉球石灰岩の中に形成されているが、その発達形態は石灰岩の発達規模により違いがある、すなわち宮古島を始め全域石灰岩からなるところでは、洞穴は石灰岩中に形成されたものが多いが、西表や石垣や与那国島のように石灰岩が局所的に発達する地域では、ほとんど石灰岩と基盤顔との不整合部分に形成される

【ツアー洞窟】

現在西表島では、クーラ洞窟(本格ケイビングとは少しニュアンスが違うが小さな洞窟が3つつながる入門編的な洞窟)がツアーショップの大多数がアクティビティーツアーを行っている、竹富町の案内人条例の認定事業所だけでも100社を超えるほどだが本格的なケイビングエリアの洞窟は北部沿岸の「ユツン洞窟」でツアーを行える事業所は数社を除きほとんどない。

洞窟全体での高低差も30mほどありツアーとして300mの本格的ケイビングが行える洞窟は西表島でここだけであろう、ルートは中間部に迷宮型の複雑なルートもあり、ケイビングの醍醐味が楽しめる洞窟である

【ツアー洞窟】

洞窟内部のダイナミックさやスケールの素晴らしさもあり、今まで数多くのテレビ番組などのロケ地にも使用されている。

【エンターテイメント性が高い】

探検感を感じる想像より狭い通路や匍匐前進があたり、険感満載の巨大な地下空間があったりと、ケイビングの醍醐味の全てが感じられる、アドベンチャーケイビング決定版である。人生初体験で本物を体験したい方はまずここから体験してほしい、そんな完成された洞窟です。

西表島ケイビングツアー(洞窟探検)

洞窟の中にある「ラピュタ石」や音を奏でる鍾乳石、そして特定の条件が重なっつた時にだけ見れる、洞窟絶景「天使の梯子」、八重山のケイビングの代名詞にもなっているエンターテイメントケイビングは全てこの洞窟から始まったのです

この西表島の洞窟でケイビングの楽しさを知り、もっとすごい世界を体験したい人が石垣島の洞窟などに行くことが良いだろう

【二次生成物】

全体的に八重山の洞窟の鍾乳石(二次生成物)の発達は素晴らしく、特に石筍や石柱は素晴らしいものが多く見られる、そのほかにカーテン(幕状石)やフローストーン(流れ石)、ヘリクタイト、ケイブパールやピソライトや浮遊カルサイトなど、ありとあらゆる二次生成物ば観察できる

【コウモリ保護に関して】

西表島では大富第一洞や第二洞窟、ユツン東洞、豊原エリア(山田洞)石垣島では平久保洞窟でかなり規模の大きいコロニーが確認されている為、コウモリ保護の観点からも調査や研究以外の目的での入洞を避けるべきだろう

本格的なケイビングツアーのご紹介

この記事を書いている現在で、西表島の「ユツン洞窟」で本格的なケイビングツアーは、西表島アドベンチャーツアー海歩人を含め2社のみとなる。

【本格的なケイビングツアーのご紹介】

今後、プロの洞窟ガイドが誕生すれば、開催されるツアーも多くなるであろう。

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